利息制限法と出資法の歴史

利息制限法が誕生したのは、1877年(明治10年)の事です。利息という制度自体は、西暦700年代から既に存在しており、その頃は郡司、国司がお金ではなく稲を強制的に貸し出し、その利息分を無理やり払わせるというものでした。つまり、利息という制度は元々高利貸しが生み出したものという事になります。

もちろん、それが正常なものであるはずもなく、多くの一般市民が苦しめられ、次第に利息はお金の貸し借りに採用されるようになっていきました。その結果、市民を守るために生み出されたのが、利息制限法です。

1877年に生まれた旧利息制限法では、上限金利は年率182.5%でした。しかし、長らくこの制度を制定していたものの、この法律の中身自体はやや不完全、不明瞭な記述が多く、穴となる部分を活用され、戦後の混乱期に乗じる動きもあった事から、1900年代前半から中盤にかけ、上限金利を守らない闇金融、高利貸しが多発したそうです。この社会問題を解決するために生まれたのが、いわゆる出資法です。

上限金利を年利109.5%に定めた出資法は、1900年代後半にはサラ金問題がクローズアップされ、それに対応すべく改正が数回行われました。そして2000年には上限金利が29.2%になりました。しかし、これでもまだ利息制限法で定めているはずの上限金利とは異なる為、ついには20%までに引き下げられる事になりました。それに対し、利息制限法は2000年に改正されたものの、上限金利に変化はありません。

CmsAgentTemplate0025/0026 var1.004